【意外な美容記事】手荒れで悩む人がやらない「3つの習慣」
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今回のテーマは「手荒れがなかなか治らない」という内容です。
「冬の乾燥がツラくてガサガサ...」
「皮膚科の薬で良くなるんだけどね、なんか繰り返すの」
「もうどうしたらいいのか、サッパリ」
1.なぜ手荒れするのか、原因を防ぐ
手荒れの原因はさまざまです。
「冬場で乾燥してるから...」
「手洗い+アルコールするのが、食材扱ううえでルールになっているから」
「パーマ剤だったり、シャンプーをよく使うから」
「紙書類をたくさん触るから摩擦で」
このように生活環境・仕事環境で、どうしても手荒れしやすい環境にいることはよくあります。
「 〇摩擦 〇圧力 〇水 〇洗剤 〇紫外線 〇刺激物 」
これが大きく分けると原因となるものです。
原因を減らす、原因を防ぐことで、いくぶんか手荒れがよくなることはあります。
防ぐ方法としては、まず思いつくのは、キッチンゴム手袋でしょうか。
たしかに、お皿洗いの時に使ったり、掃除の時に使うと、手荒れが軽減されますね。
ただ、すっぽり抜けたり、中に水が入ったり、泡が落ちたかわかりづらかったりするので、好き嫌いはあるようです。
私自身は、キッチンゴム手袋の厚さが苦手で、使い捨てのビニール手袋を酷い時はしていました。
ただ、長時間使用して汗をかくと、蒸れて悪化することもありました。
一番おすすめなのは、ハンドプロテクターです。
次のような刺激物の刺激を緩和してくれます。
「 〇洗剤 〇アルカリ性剤 〇パーマネント剤 〇漂白剤 〇シャンプー 〇アルコール製剤 〇酸性製剤 〇シリコン 〇溶剤(ペンキ類) 」
完璧に防げるわけではありませんが、使ってみると手へのダメージは減らせた感覚があります。
ただ、それ以外の摩擦、圧力、水などを防げるわけではありません。そういう時は、手袋も上手く使ってください。
あと、私個人が気に入っていたのは、絆創膏です。色が気になる方には、手荒れ保護フィルムとか、手指保護フィルムという透明な絆創膏みたいなものもあるので、そちらがおすすめです。
私が絆創膏を一番使っていた時は、手指に血がにじんでいました。指の先端や、指の腹を保護するために、ぐるぐると巻いていました。ちゃっかり巻く前に薬を塗ったりして、長時間薬がはがれ落ちないようにしたりもしていました。関節部分がパッカリ割れないよう、固定にも使ってました。
ということで、手先に絆創膏はめちゃめちゃ使いました。1本の指に3~4枚巻くこともざらにあったので、すごい消費量でした(苦笑)。
でも、原因を防ぐことは、手荒れが悪化しなくなるので、回復しやすくなる感覚が私自身ありました。
もちろん、傷口、はれ、炎症、湿疹、かゆみなどがある場合は、大前提として皮膚科に診てもらってください。
肌荒れを防ぐのはハンドプロテクターもできますが、治療薬ではございません。回復効果は、薬に期待してください。
手荒れしている手肌は、基本的に極度の乾燥状態にあります。この乾燥がよくなると、肌の調子もよくなっていきます。
私は皮膚科でステロイドを処方されました。もちろん、湿疹やはれ、かゆみなどの炎症症状があったので、この炎症を抑えるための治療薬です。
知っている方も多いかもしれませんが、副作用として「乾燥肌」になることがあるそうです。
乾燥肌になると、刺激に敏感なので、肌荒れ状態になりやすいのです。
だから、何度も薬で炎症はよくなっては乾燥肌になって、また乾燥ゆえに手荒れが悪化して炎症を起こし...。
という感じで、数ヶ月よい悪いを繰り返しました。治りきらない、という感覚が強かったです。
ということで、治療薬に加えて、原因を避けて、肌荒れを防げると、回復しやすくなります。防ぐ習慣をまず身につけましょう。
治療は大前提に、肌荒れを防ぐのに加えて、さらに「保湿」も手荒れしている肌には大事になっていきます。ということで、「保湿」に関して次は話します。
2.保湿「水分・油分・保湿成分」をこまめに
「保湿って、ハンドクリームでしょ?」
そうです、あのハンドクリームです。ハンドクリームは、あんまり手のケアに向いていないようなものもあります。
例えば、油分ばかりのハンドクリームは、乾燥して手荒れしている肌には、あまり向いていません。というのも、乾燥しているということは、水分が足りていないのです。
「そう、水分が必要!」
「じゃぁ、なんでクリームなんて塗るんだ。水だけでいいじゃないか」
「ちがう!水分が必要だけど、水まんまではちがう!」
そう、ハンドクリームには、水分だけではなく、もちろん「すこしの」油分も必要です。油分は、手の水分が蒸発して乾燥するのを防いでくれるからです。
だから、単純に水に手を付けるだけでは、手はうるおいません。
むしろ、手の内部は水分不足だからといって、水に手をつけても、手はふやけるばかりで、うるおいません。うるおわないどころか、水に触った後の手は、手の油分が流れ落ちて蒸発しやすい状態なので、非常に乾燥しやすいのです。不思議ですね。
結論から言うと、水分いっぱい+ちょっと油分 +保湿成分。
これが大事なんだそうです。(具体的に肌をうるおすのにベストな割合は、肌質によって違うそうです。たしかに、オイリー肌と乾燥肌ではちがいそう)
そして、もう一つ大事なこと。
〇香料を使っていないなこと!
手荒れしている肌は、バリア機能が落ちています。
健康な肌で「大丈夫だから」といって使っていたものでも、バリア機能が落ちている肌の場合、大丈夫とは限りません。
「香料」というのは、具体的に何が含まれているのかわかりませんが、一辺倒に「香料」というくくりで表記が可能です。
実は毒性も不明なので、ちょっと不安になります。ほとんどのハンドクリームは香料を用いていますが、無香料の方が安心できると思います。
また、バリア機能が落ちているため、鉱物油ももしかしたら悪影響する場合もあるかもしれません。
鉱物油というのは、石油を精製してつくられるもので、ワセリンなどで通常であれば肌に問題なく使えます。
ただ、それは健康な肌のバリア機能が働き、肌奥に浸透しないことが前提としています。
こうした不安となる要素がないものとして「デイプロテクトモイスチャー」をお勧めしております。油分は、人間の皮脂膜にも含まれるスクワレンです。
私も、途中からこうしたことを知って、デイプロテクトモイスチャーを使い始めました。無香料なのですが、ちょっと香りはします。悪い匂いではありません。個人的には、なぜかマヨネーズを連想したくなる香りです(※食べないでください)。
保湿の効果は、塗っている時は「本当に効果があるのかなぁ?」という感じでわかりづらいです。
ただ、塗るのをやめてケアをサボると、一気に荒れました。私は何回かやらかしました。そして、その度に、しみじみと保湿の大事さを実感して反省していました(サボらなきゃよかったのにね)。
でも、継続して数ヶ月すると、本当に手荒れが落ち着いてきた感じがあります。少しずつ、薬の使う量を減らしつつ、保湿クリームをこまめに塗ることで、手の皮膚が厚く、柔らかくなってきて、乾燥しづらい肌になるんですね。
保湿クリームは、水に触った後は、必ず塗るのがおすすめです!
いい保湿クリームを見つけたら、早速この習慣を身につけましょう。
3.長期間、根気よく続ける
「もう1ヶ月がんばったのに、効果ないじゃない!」
そうですね、1ヶ月も続けたから効果があっていいじゃないか、と不安で焦ってしまう気持ちはよくわかります。
私自身、最初の1ヶ月目は、良くなっては悪くなって...という波が激しかったです。悪化すると、本当に大きい湿疹がボコボコ生まれたり、カサブタがめくれて血が出たり...。
本当にどうしようかと不安になりました。
ただ、手荒れの回復は順調に右上がりで良くなるようなものではなく、多少上がったり下がったり乱高下をしながらも、数ヶ月~2年という長い目で見てみると良くなったような感覚があります。
また、基本的に生物学的な変化は、階段状だと言われます。1段1段登っていく感じでしょうか。
少なくとも自分は3ヶ月すると安定した感じがありました。以前とは、ちょっと手のトラブルの量が減った段階になりました。(個人差があると思うので、あんまり期間は参考にならないかもしれませんが)
でも、良くなると信じて、継続して肌荒れを防ぎ、保湿することが大事です。
これは、皮膚のターンオーバー、新陳代謝の早さも考えてみると、そんなに早く肌全体がよくなるわけがないと気づきます。肌の生まれ変わりは、年齢や部位によって異なりますが、20代でも3週間もかかっています。加齢すれば更にかかります。
たしかに、炎症に関するもの(湿疹、はれ、かゆみ)は、薬で一時的に抑制するので効果も出やすいです。ですが、肌質が改善したわけではないので、数ヶ月は炎症に関するものが出てきても不思議ではないんです。
いわゆるな顔のケアもですが、1年くらいの継続をしてみないと、効果が出にくく、感じられにくいのは事実だと思います。
強力な薬品ではなく、副作用もない、あくまで化粧品の範囲であれば、本当に肌が良くなったか判定を下すには時間がかかります。
長期間続けること。根気よく、良くなると信じて、頑張ること。
この最後の習慣こそ、化粧品を楽しみながら上手に使うコツかもしれません。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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今年こそ、キレイな手を目指して頑張りましょう。
【記事担当:おぐ】