【意外な美容記事】おうちでササッと農薬落とし
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今回は、新発売した野菜洗浄水がありますので、野菜洗浄液【ササッと農薬落とし】に関してです。
「子どもや家族に、安全なものを食べてもらいたい!」
「野菜の農薬が気になるけれども、無農薬野菜は高い!」
「他にも、野菜洗浄剤はあるけれども、どうちがうの?」
そんな声に答えられたらいいのかな、と思っています。
ただ、本題に入る前にウソはいやなので、先に書いておきます。
本記事を書いている「おぐ」は、そんなにお野菜の農薬は気にしないタイプです(お店の販売スタッフとして、非常に問題アリだとは自覚しています)。
もともと登山部だったのもあって「食料があって、食べれるだけいいやん」みたいなところがあります。農薬があるから、虫さんに横取りされずに、病気にやられず、作物を人間食べれるのですから。
ただ、農薬や工場の排水によって、水が汚染されて、魚の生態系が崩れたり、近隣の人たちが病気になることもあるので、全く無視していいわけでもないとは思います。
だから「有機野菜じゃないと!」「形や色が悪いくらいのほうが安心なの!」と心配する方々がいるのもわかります。
そこまでいかなくても「やっぱり皮ごと食べてるから気になる」「お腹に子どもがいるんだけど、大丈夫かしら?」と心配されるのも、無理ないとは思います。
毎日農薬の付いた野菜を食べていて、病気と関係ないなんて言いきれないです。実際、私たちの身体は、口から入ってお腹から吸収されたもので出来ているのは間違いないので。
農薬を気にするかどうかはさておいて、農薬を気にしない私でも、試しに農薬洗浄水を使わせてもらって「これはいいな!」と思った点があります。
そうした点もご紹介しながら、話させていただけたら、と思います。
1.そもそも農薬で懸念される身体への影響は?
あまりこの分野は知らないので(申し訳ありません)、自分自身が感じた疑問がありました。
「農薬って、そんなに危ないの?」
わからないので、引用させていただきます。
“農薬が少しずつ体内に入ることによって、すぐには影響がでなくても、長い間にジワジワと健康が害されることはありませんか?”という質問に対し、
農薬工業会は、“適正に使用された農薬が作物を介して人の健康に影響することはありません”と答えています。
詳しく見てみると「慢性毒性試験」という実験で、試験物質を動物に長期間にわたり反復して投与し、どのような変化が現れるかを調べるとともに、投与量と毒性との関係を知るための試験のようです。実験動物は、ここでは、犬とねずみだそうです。
こういう検査がきちんとされてる聞くと「なら、大丈夫なんじゃない?」といういい加減な「おぐ」みたいな人もいると思います。
ただ、この実験は1年間ごとなんですよね。
気にされる方は「農薬の蓄積って1年じゃないでしょ?」と突っ込むのかと思います。
ちなみに、どうして1年と区切っているのか気になったのですが...
“また、いろいろな器官や組織の検査は、投与期間中に死に瀕した動物と、投与期間終了時に動物を解剖し検査が実施され、器官や組織は試験終了後も必要に応じて保存されます”
つまり、この実験に参加した動物は、中身を開かれて違いを見られるようです。……本当に、人間のために、ありがとうございます。
当たり前ですが、人間で実験はできないので、胎児・子ども・成人での影響にちがいがあっても知りようがないです。その代わり、動物実験で影響がないかどうかはチェックされてはいるようです。
また、1970年代のころに使われたような人体に蓄積するタイプの農薬は、現在使われていないとされています。
とりあえず、ここまでは「農薬をつくる側」の意見を取り上げました。
いずれにしても、「危険」だとして禁止される化学物質は、禁止される直前まで普通に使用されていますので、予防意識が大事そうです。
毎年新しい農薬がつくられて承認されていると思います。
そして、実際に使われてから、人体への影響がハッキリします。
また、1年だけの試験でわかることがどのくらいなのかは、わかりません。
(もちろん、農薬をつくる側、それを検査する側、使う側も、安全になるようには努力されていると私は信じてはいます。それに、日本中の食卓全部が高価な野菜を食べれないと思います。だから農薬自体を否定するつもりはありません)
でも、どうしても不安がぬぐえない方もいるかと思います。確かに、過去には生産農家さんの写真が実はちがった...植物油に含まれた微量の化学物質で後遺症が残った......など食べ物にまつわる事件というのはありますので。
さて、今度は「日本の農薬に危機感を感じている側」の意見を取り上げたいと思います。
日本は、農薬の使用量がとりわけ高いそうです。平成22(2010)年までのデータによると上から中国、日本、韓国、オランダ、イタリア、フランスの順で、単位面積あたりの農薬使用量は、アメリカの約7倍。
世界で嬉しくない第2位の、農薬多量使用率。
ヨーロッパの厳しい農薬規制下の人から見たら、たしかに「日本の食物なんて、毒まみれ。汚染野菜」くらいに思われても仕方ないです。
どうして日本はそんなに農薬を使っているのでしょうか。
まず気候が、高温多湿なのが原因です。どうしても作物が虫や病気にやられやすい気候なんだそうです。その中でもすくすく育つのに、農薬は便利なんだそうです。
また、日本でつくる作物の種類が、農薬を多く必要とするものが欧米と比べて多いそうです。小麦と米ではちがうみたいですね。
そして、欧米と違う点としては、土地が狭いなかで、たくさん収穫できるようにしているからだそうです。たしかにアメリカの土地と比べると、自給率をあげるにも効率化は必要そうです。
また、消費者も「虫付きなんて、いや!」「形がきれいなのがいい!」と要求レベルも高いですから、農薬を使う量は多くなりがちだとも言われています。
これはわかりませんが、少子高齢化で草むしりとかやってられないでしょうから、除草剤を撒く回数を増やさざるを得ないかもしれませんね。
農薬の危険性に関しては、「おぐ」は農家さんが適切に使っていると信頼したいですし、農薬の承認までには、様々な試験がされるので、ある程度の危険性は除かれているのではないかと思います。
でも、危険性がゼロになることはないので、それでも心配な方は、自主的にしっかり洗うことで、家族の健康の安全に繋がる面はあるかと思います。
日本は、面積当たりの農薬比率で比較でしてみると、多くは見えます。
ただ、農薬以外の中国から飛来するPM2.5や黄砂など大気汚染物質も、作物に付いている可能性はありそうです。
そういう意味では、各家庭でしっかり野菜を洗うのは大事な気がしています。
2.どうして野菜は洗うべきなの?
「どうして野菜って洗うべきなの?」
もともと食器用洗剤は、農薬を落とすために家庭でしようするよう推奨されていたって知っています(覚えています)か?
特に1970年代~90年代、それだけ農薬が大量に使われていて、農薬を落としてからではないと、食べるのが危険だったようです。ちょうど、このころは蓄積するタイプの農薬も使われていたので、その影響もあるかと思います。
今でも、土汚れ、ワックス、農薬は付いています。
物によっては、雨で農薬が流れ落ちないように、ノリのような「展着剤」が使われます。ちなみに「展着剤」自体も、農薬に分類されています。
「展着剤」は、界面活性剤が主な成分です。気になる方は、試しに「展着剤 おすすめ」など検索してみてください。
ずらずらと紹介が出てくるはずです。けっこう身近に使われているものなのですね。
全ての界面活性剤の毒性が強いわけではありません。少量であれば無害なことも多いです。微生物が分解できるタイプもあります。
逆に、有害な界面活性剤もあります。
体内を巡って肝臓などの臓器に蓄積され「エンドクリン作用」が起こします。
NPEなどに代表される一部の合成界面活性剤は生分解性が低いため、環境中に長く残存します。さらに分解過程においては性ホルモンによく似た物質も生みだします。環境ホルモンとよばれることもあります。
これらの物質に汚染された海洋環境で暮らす水生動物や汚染水を飲んだ人間などに、内分泌作用の撹乱、生殖機能生障害などといった症状が現れることがあります。これを「エンドクリン作用」と呼びます。
環境ホルモンといわれる「内分泌かく乱化学物質」は、ppb( 10億分の1グラム)ppt( 1兆分の1グラム)でも障害を引き起こすそうです。
なかなか怖いですね。
こうした多くの有害な界面活性剤(ノニルフェノール ・ ラウリル硫酸ナトリウムなど)は、規制が現在はかけられています。
ちょっと話が脱線しますが、毒は口から摂取されるよりも、皮膚から吸収されると体内に留まりやすい、という説もあるようです。肝臓や腎臓などの代謝を受けることなく、体内の脂肪組織に蓄積されるからだそうです。
合成界面活性剤(ノニルフェノール ・ ラウリル硫酸ナトリウム...etc)
防腐剤(パラベン...etc)
紫外線吸収剤(オキシベンゾン...etc)
人工合成着色料(タール色素)
特に防腐剤を使っていない化粧品はほとんどありませんから、ぜひ葉月の化粧品をお勧めします。防腐剤は、刺激を与えることで菌の繁殖を抑えるのですが、当然、肌にも刺激を与え続けることも意味するので、良くないんですね。
手作りのグリセリンを中心とした化粧水も、中身がわかっているので安心かもしれません。ただ、グリセリンは量を間違えるとニキビの原因にもなりかねません。
納得できる自分に合った化粧品を見つけてみてください。
話を戻します。
界面活性剤を主成分としたような、展着剤も含めてしっかり落とすには、水よりも洗浄剤を使ったほうが確実なわけです。
また「おぐ」でも、野菜の洗浄剤が優れていると感じた部分は、野菜の鮮度を保つ点です。
野菜を冷蔵庫に入れる前にしっかり洗い、PH12の強アルカリ性で除菌することで野菜の鮮度を保つのは、ただの水洗いでは不可能なことだと思います。
「でも、『野菜洗浄水』って安全なの?」
そう私も思いました。
たしかに、水以外の成分が含まれているわけです。葉月の野菜洗浄液【ササッと農薬落とし】も純水ではありません。PH12ですので、基本的にはそのまま飲んだり、目に入ったりすると危ないです。
もちろん、用法を守って使っていただく分には、身体への悪影響はありません。手が弱い方は、手袋を使用してください。
3.他の野菜洗浄水とは何がちがうの?
他の野菜洗浄水ですと、ホタテを使った野菜洗浄製品がありますね。
「ホタテだから、天然で安心!」
と私も感じました。でも、必ずしも天然だから手放しで安全なわけではありません。
ホタテの貝殻を高温で焼き、粉末にした商品もあるわけですが、うっかり吸い込むと毒性が強いです。肺炎の原因になることもありえます。
どんな製品でも、使い方は間違えてはいけませんし、注意はしてください。
また、ホタテ系統の製品は、浸け置きタイプが多いようです。待つ時間が必要です。
実際に使ってみて、あまり水の色が変わるようなことは、そんなに多くないです。
トマトを洗うと黄色に変わりますが、心配しないでください。トマト天然のフェノール物質ではないかと思いますが.......無農薬のトマトでも黄色に変化します。
会社で育てている、無農薬ケールも緑色に変化しました。
色で農薬がわかることは、ほぼないかと思います。
ただ、一回ネギの根っこあたりをゆすいだら、白く濁りました。もし農家で詳しい方がいたら、教えて下さい。
農薬自体の色は、無色透明からやや黄色い物が多いそうですが、洗い流したときに、これが目に見えるとは限らないようです。
新鮮な状態が長く続くのは、わかりやすかったです。
農薬がついているか、私はわからなかったですが、いつもより長持ちする点は使ってよかったと感じています。
4.感想
個人的な意見ですが、日本政府が農薬使用の基準が他国と比べてゆるいかどうかは、気候の違いもあるので、一概には言えないと思うんですよね。
少なくとも、農家さんを単純に責めるのは間違っていると思います。農家も、それぞれのお家で独自のやり方にこだわっていますので。なかなか口出しできるものではないような気がします。
とりあえず。
野菜にしても、化粧にしても、自分が納得できるものを選んでください。
最終的には、納得できるか、気持ちよく過ごせるかが大事だと思います。
食べる野菜を全部、有機野菜に変えたら.......大変お金がかかりますね。
もし、政府が農薬に厳しく規制をかけてもらっても、野菜の値段があがるかもしれません。それに、なかなか自分の手の届く範囲で、できることではないですよね。
野菜洗浄水は、野菜表面にある農薬を落として、危険性を減らします。有機野菜と比べると完ぺきではありませんが、すごいハイコストでもありません。なにより自分の手で洗うので、確実ですよね。
心配な方は、自分のできることをしたらどうでしょうか。
日本はどうしても農薬をたくさん使わないと育てにくいのは事実そうなので、家庭でしっかり洗うことで安心に繋がるのではないでしょうか。
心配な方は、自衛できるところで、自衛をしていきましょう。
また、使い方は正しくお使いください。
新鮮なまま保存できると、おいしいですよ!
記事担当:おぐ