新型コロナの空気感染:感染症対策が変わるかも?

新型コロナの空気感染:感染症対策が変わるかも?

国立感染症研究所は2022年3月28日、「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染経路について」との一文をホームページに掲載しました。その中でこれまで認めてこなかった「空気感染」をさりげなく認めました。

 

それに関連して、Yahooニュースで次のような話がありました。

マスクをしているとエアロゾルの排出が増え、そのエアロゾルが乾燥してウイルスそのものになることを含めて考えると、『状況によってマスクをしないという選択肢も検討する必要がある』ということへの序章を感染研が打ち出したのかもしれません」

公衆衛生に詳しいという岩室紳也医師が上記のように述べています。

今まで一生懸命マスクをしていましたが、くしゃみや咳などの飛沫は防げるが、どうやらマスクはエアロゾル感染を増加させるようです。

しかも、割合としては布マスクよりも、不織布マスクのほうがエアロゾルを増やすと言います。(富岳のシミュレーションより)

エアロゾル感染には、一番効果的なのが「換気」だそうです。(ちなみに換気をするにあたって、パーテーションが邪魔になっていることもあるそうです)

「マスクは感染予防に役立つ」「パーテーションで隔離を」とコロナ対策をしてきたわけですが、むやみやたらとしても逆効果であり、どうやら適切にする必要があるようです。

これから、感染症対策がまた変わってくるかもしれませんね。

 

厚労省がよく紹介している「アルコール」「次亜塩素酸ナトリウム」は、空気感染の予防に使えません。

どちらも飛沫感染、接触感染では有効ですが、空気感染の予防には役立ちません。

 

もちろん空気感染で一番の予防策は「換気」です。

ただ、冬場や窓が少ない場合など、換気が難しい場合もあると思います。

そうした時は、「空間除菌」も適切にしてもらえたらと思います。

「空間除菌」と聞くと「危険じゃないの?」「本当に効果があるのかな?」と疑問に思う方もいると思います。

ただ、コロナ以前から次亜塩素酸は、酪農場などを初め、実際に散布されています。参考までに使用事例をお確かめください。

(記事【次亜塩素酸水の使用事例】)

 

次亜塩素酸は、体内にも存在します。

好中球が細菌を不活化する際に用いています。

プールも、実はプール内の塩素によって「空間除菌」されている空間です。化学物質過敏症の方は別ですが、特に屋内プールでも具合が悪くなった方はいないと思います。

また「プールで感染した」という話を聞かないのは、塩素のおかげです。

 

例えば玄関で「空間除菌」をしてもらってよいかと思いますし、トイレの「空間消臭」として使っていただいてもかまいません。(除菌だけでなくて、消臭効果も高いです!)

 

マスクやパーテーションでは、飛沫感染防止には良いですが、空気感染防止に役立つ訳ではないようです。

今後は換気もしつつ、換気ができない場合は空間除菌をしてみてもよいかもしれません。

 

【この記事を読んだ方にオススメな記事】

次亜塩素酸水の空間除菌と物の除菌について

 

え、こんなところにも? 次亜塩素酸水の使用事例】 

 

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