トイレ消臭にコハクエース! 在宅介護で尿臭が気になるあなたに。

トイレ消臭にコハクエース! 在宅介護で尿臭が気になるあなたに。

在宅介護をしていると「臭い」が気になることが多いと思います。

特に、トイレ臭、尿臭の臭いは強烈ですよね。

ご本人は気にされなくても、周りの家族が困ってしまうケースも少なくありません。

私自身、デイサービスで手伝っていましたので、トイレ掃除も何回もしています。

今回は、実際にデイサービスで利用されている「トイレの除菌消臭方法」をご紹介させていただきたいと思います。


目次

1.トイレの臭いの原因

2.トイレの掃除ポイント

3.消臭のメカニズム(除菌の力)

4.消臭の種類



トイレ臭の原因「アンモニアだけではない!」

1.トイレの臭いの原因

トイレの臭いは「アンモニア」が原因だと知っている方は多いと思います。しかし、実際には尿に「アンモニア」が直接含まれている訳ではありません。

健康な人が、体外に排出した尿は、臭いはそこまで強くありません。まだ、「アンモニア」になっていないからです。

しかし、時間が経つと臭いが強烈になります。これは、尿に含まれていた「尿素」が菌によって分解されて「アンモニア」となったためです。

(まれに、排出直後からアンモニア臭がしたり、色がにごっていたりする場合がありますが、その場合は「膀胱炎」など、泌尿器が細菌に感染している可能性があります)



アンモニア臭だけではありません。尿には、「フェノール臭」という臭いが存在します。これも、尿に含まれたフェノール化合物が、細菌よって分解されて、強烈な「フェノール臭」となります。



しかし、実際に介護では「それだけではない」と、デイサービス施設で働いていた私は思います。

「尿」だからといって、みんな同じように臭いが生じる訳ではありません。

薬やビタミン剤、ご病気によって、臭いが独特で強烈になる気がします。特に、尿の色が正常でない方、赤褐色や濃い黄色の場合は、一層強烈だと感じていました。



菌の分解によって強烈になった「アンモニア臭」「フェノール臭」それからビタミン剤や薬、病気による独特な尿臭が立ち込めて、思わず顔をしかめたくなる「トイレのにおい」になってしまうのです。

 

介護の知恵袋・トイレ掃除のポイント

2.トイレの掃除ポイント

介護施設での掃除なので、除菌(コロナ対策)も兼ねて行っています。

そこで使っているのが「次亜塩素酸水(商品名:コハクエース)」です。通常の次亜塩素酸水よりも濃いので、若干、漂白剤と同じ臭いがします。おかげで消臭力も、除菌力もバッチリです。

※アルコールは、トイレの便座には向きません。

漂白剤でも除菌できなくはないのですが、換気など取扱いが面倒ですので「次亜塩素酸水」の方が私は好きです。

あと、スタッフの好みでルックの「まめピカ」、花王の「トイレ マジックリン」を使っています。

それと、使い捨てのゴム手袋をはめてから掃除をしましょう。(手はケガもしやすい箇所なので、傷口から雑菌が入らないようにしましょう)



コロナ対策としての除菌のポイントとしては、手が触りやすい箇所を中心として行います。

トイレのドアノブ、手すり、洗面台周辺、便座、便座の蓋など、一通り拭いてから、次亜塩素酸水をスプレーして除菌します。

また、除菌だけではなく、消臭スプレーとしても使っています。

※除菌水と素材の相性一覧はこちらの記事をご参考にどうぞ👇
革製品の消毒にアルコール除菌はNG|除菌水と素材の相性一覧



ですが、消臭スプレーうんぬん以前に、「臭いの元」を取り除かないと臭いはなくなりません。

ですから、便座の裏側だったり、床だったり、壁だったりに尿などが残っていると、当然臭いは消えません。



特に、トイレの床は汚れやすいのですが、明らかに床が尿で汚れている場合は、トイレットペーパーなどで吸い取らせます。

(ここで、クイックルワイパーで掃除しても、この場合、床に尿を伸ばす結果になるのでやめましょう。善意で手伝ってくれる男性職員さん...気持ちは嬉しいけれど、ちょっと考えてほしい(´;ω;`))

その後から、次亜塩素酸水を吹きかけます。(次亜塩素酸水がどうして消臭効果を持つかは、次の章で書いています)



同じように、便座や便座の裏なども、もし汚れがついていたら、まずその汚れを拭き取ってから、次亜塩素酸水の消臭除菌スプレーを使っています。

臭い物質自体を壊すので、「既にある臭い」には、とても効果的です。


空間全体が臭う時は、次亜塩素酸水の消臭除菌スプレーをトイレ空間全体に吹きかけています。(漂白剤だとこれは危険すぎるので怖くてできませんね...)次亜塩素酸水でも、吸い込まないように気を付けてください。

 

便座の蓋の裏側も拭きましょう。意外と、流すときに飛び散った汚れが付着しやすい箇所です。清潔さのために、汚れが見えなくてもキレイにしておくことがお勧めです。

 

もし、天井に換気扇がない場合は、天井も掃除する必要があるかもしれません。アンモニアがもし天井付近に溜まっていると、天井のクロス自体が臭いを吸い込んでいる可能性があります。

臭いが立ち込めて、どうしても気になるようでしたら、天井も掃除してみるのもアリだと思います。

 

また、使用時からできるだけキレイに使っていただくのが、一番よい防臭です。特に、男性が立たずに座ってしていただく習慣をもっていただけると、ずいぶん楽になります。

(ただ長年の習慣だと、変えられない場合もあるかと思います。介護なんて考えてもいない年齢の時から「家では座って」という習慣があれば違うのかもしれません(;´д`))

 

 消臭は香りで誤魔化さず、除菌とともに

3.消臭のメカニズム(除菌の力)

次亜塩素酸水が消臭力のもとは、臭い物質を分解するためです。

分解消臭することで、臭いを香りで誤魔化すわけでもなく、無臭にします。匂いの好き嫌いも別れません。

 

しかも、様々な悪臭の消臭に役立ちます。例えば、食べ物臭、生ゴミ臭、体臭、トイレ臭、タバコ臭、ペット臭など、嫌な臭いの多くに効果があります。

 

実は、「消臭」と一言で言っても、巷の消臭グッズは色々な方法を使って消臭しています。

その中で、臭い物質を誤魔化すわけではなく、そもそも分解してしまえること、また、細菌なども不活性化させる効果があることは、とても衛生的な消臭方法だと言えます。

 

「消臭ってどれも同じじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。

そこで「消臭」の種類をご紹介します。

 

消臭はアロマだけではない

4.消臭の種類

1つ目に、臭いを誤魔化す方法です。

いい香りを使って嫌な臭いを誤魔化します。

「マスキング」と呼ばれ、強い香りで悪臭を感じないよう誤魔化します。

17世紀のヨーロッパでは、お風呂に入らない貴族が香りを誤魔化すために香水を使いました。また、このころの革製品は、臭いが独特だったようで、それを誤魔化すためにも使われたと言います。

日本の平安時代の貴族たちも、酷い衛生状況でお香を使っていたので、同じようにマスキングのためだったのかもしれません。

古来からマスキングは使われている消臭方法ですが、強い香りが不愉快なこともあり、今ではあまり人気がない手法かもしれません。

 

2つ目は、「ペアリング」と呼ばれるもので、悪臭の一部を、いい香りとして使ってしまう消臭方法です。現代の「消臭芳香剤」は、この技術を用いて、マスキングほどの強い香りではないけれども、気になる臭いを誤魔化してしまえるのです。

 

3つ目に「炭」のように、構造的に臭い物質を吸い込んで、消臭する方法があります。冷蔵庫や靴箱に使われる「活性炭」ですね。効果がすぐに現れるわけではありませんが、長期的な消臭には適していると思います。

 

4つ目に「化学反応による消臭」です。代表的な例として、お茶のポリフェノールや、重曹、クエン酸などがあげられます。

例えば、布団に尿がついてしまった場合は、クエン酸で消臭することがあります。これは、尿のアンモニアがアルカリ性なのと、クエン酸が酸性なのを利用して、中和反応で消臭しています。

 5つ目に「除菌による消臭」です。

アンモニア、生ごみ、体臭は、それ自体だけではなく、雑菌が分解することで悪臭となります。この雑菌自体を減らしたり、繁殖を抑えたり、雑菌の酵素の活動を抑えることで、消臭します。

次亜塩素酸水も、除菌によって雑菌を不活性化させ、悪臭を抑えつつ、臭い物質も分解します。

一方で、トイレ マジックリンは、菌自体をどうこうというより、菌の酵素の働きを妨害して、雑菌による分解を防ぐことで臭いにくくするそうです。

 

このように様々な消臭方法がある中で、「次亜塩素酸水」は、衛生的な消臭方法だと言えます。

あなたの家でも「除菌消臭」をはじめてみませんか?

コロナにも、臭いにも、バイバイ。気持ちよい安心生活をどうぞ。

 

 

 

 

【この記事を読んだ方にオススメな記事】

コロナの感染・重症化・死亡を加速させるPM2.5は電子タバコにも含まれる?!

 

消毒液は何がいい?「アルコール消毒」ではない除菌方法とは

 

子どももわかる!「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」の違い

 

口に入るおもちゃの除菌に。おもちゃを安全に除菌する方法3選(メリット・デメリット)

ブログに戻る