甘皮処理は危険!? 健康な爪を目指すためのネイルケア
共有
前回、爪のデコボコが治ったことをご報告しました。
手荒れと爪がデコボコしてしまうのは関連性があるようです。
手荒れ治療している方の中には、「爪も綺麗になりたい」と思っている方も多いと思います。
そこで、爪ケアについてまとめてみました。
1.甘皮処理の自己処理はNG
2.爪の磨きすぎもNG
3.ジェルネイルは爪を丈夫にするの?
4.爪を丸く切るのはNG
5.爪は垢掃除と保湿をしよう!
1.甘皮処理の自己処理はNG
「身だしなみとして、最低限、眉と甘皮処理はしなきゃダメだよ」と昔言われたことがあるのですが、「眉はわかるけど、甘皮処理って......なに??」と当時の自分はなりました。
ネットで調べてみると、爪の生え際の薄い皮を押し込んだり切ったりして、取り去ってしまうというもの。一度ネイルサロンに行った時に、そういえば甘皮処理をされたような気もします。
甘皮は人によって大きさが異なるので、甘皮が目立ち、気になって仕方ない方もいるのかと思います。
最近は、雑貨屋で、こうした爪処理の道具もあるようなので、ご購入して自己処理されようとしている方もいるかもしれません。
ところで、そもそも甘皮がどんな役割をしているか、知っていますか?
甘皮は新しい爪が出てくる部分の上にかぶさっていて、細菌や菌類が侵入しないようバリア機能をしています。
甘皮をなくしてしまうと、このバリア機能がなくなってしまいます。
無理にキューティクルを押し込もうとすると、赤くなったり腫れたり、ほつれたようになるし、痛みもあると思います。
「痛い」くらいまでするのは、少なくともNG。
甘皮を切ると、最悪の場合、菌類が侵入して、爪の病気になってしまいます。
あるいは、この甘皮の部分が気になって、爪でガリガリと押し上げる方もいるかと思いますが、これもNG。
爪の健康を考えれば、無理に自己処理せずに放っておいたほうがよいです。
(甘皮処理は、ネイルサロンのプロの人に任せる人もいるようです)
2.爪の磨きすぎもNG
爪は、磨けば磨くほど血色が良くなり、キレイに見えます。
これは、爪の下の毛細血管がより見えるようになるからです。
しかし、それだけ磨いてしまうと、痛みが出る方、爪がもろくなってしまう方もいるようです。
(もし、やり過ぎた方がいらっしゃったら、皮膚科に受診してください)
爪の成長はゆっくりです。
手の爪では、1カ月に約3ミリ。
足の爪では、1カ月に約1.5ミリ。
ただ、これは20歳のころの話で、50代では幼児よりも伸びにくくなります。
夏の方が伸びやすく、冬は伸びにくいといいます。
つまり、爪が生まれ変わるのには、かなりの日にちが必要ななります。
一度磨き過ぎてしまうと何カ月とその爪で過ごさなければなりません。なかなか爪を取り換えるわけにはいかないので、やらないほうがいいです。
特に目の粗い爪やすりには気を付けてください。
3.ジェルネイルは爪を丈夫にするの?
これは、正しいとも言えますし、正しくないとも言えます。
ジェルネイルは、確かに物理的に爪を分厚くするので、割れる心配などは減るかもしれません。
ただ、ネイルは付ける時に、爪を削り、色々薬品を使っていますし、外すときも除光液(リムーバー)など使います。
(体感としては、安い百均のネイルよりは、ジェルネイルの方がいい気がしますが)
こうした薬品が、爪自体に良い働きをするかといえば、そうではないと思います。
(基本的に除光液は脱脂性が強いので、手荒れしている人が触れるのは避けたほうがよいです)
また、爪は、水分を蒸発させる役割を担っています。
ネイルをすることで、水分を蒸発させることが上手くできなくなります。
また、ネイルに含まれる被膜成分は、乾燥する過程で少しですが収縮するので、爪を引っ張るため「突っ張った感覚」を感じる人もいます。
爪は、健康な皮膚から生まれます。
皮膚や爪を生成するためには、タンパク質(アミノ酸)だけではなく、ビタミンC、鉄分が必要になります。
食べ物で爪が丈夫になるなら、それが一番健康的な方法だと思います。
もちろん、ジェルネイルのおしゃれを否定するつもりはありませんし、可愛いとは思いますが、やっぱり健康な状態のときに時々する程度がいいかと思います。
特に手荒れしている方は、ネイルで誤魔化そうとはせず、まず治療に専念していただいたほうが、キレイな手指への近道だと思います。
食べ物に関しては、こちらでもチラッと触れているので、参考にしてみてください👇
4.爪を丸く切るのはNG
私が一番大事だと思うこと。それは、爪の切り方です。
絶対にやってはいけないことは、爪の白い部分を残さないこと。深爪になります。
必ず、白い部分を1mm以上は残すようにしてください。爪の下の皮膚がギリギリ見えないくらいで切るようしましょう。
次に、四角を意識して爪切りはして、はじを切り落とさないようにすること。
特に足の爪は、わざと角ができるくらいが、むしろいいです。
丸く切ると、巻き爪の原因になります。
爪の切り方を正しくするだけで、爪が今以上に短くなることはありません。
(逆に、爪の切り方を間違えるとピンクの部分は減ります)
子どもにもちゃんと爪の切り方は教えましょう。
また、以前一回、うっかり包丁が爪をかすめて、爪の表面に切り込みがはいったことがあります。
こうした「爪が割れそう」「爪に切り込みが」となったときは、絆創膏が一番よいかと思います。
気になりますが、しっかり縛って、それ以上割れないようにしましょう。何日か時間はかかりますが、自然と切れる長さになるまで、待つのが一番です。
(どうしようもない時は、皮膚科に相談しましょう)
5.爪は垢掃除と保湿をしよう!
爪は垢掃除も大切です。
特に足の爪は、隙間に垢が溜まりがちで、足のニオイの原因にもなっています。(でも、やり過ぎないで2週間に1度ぐらいにしましょう)
爪楊枝でする場合は、ゴミを押し込まないように気を付けましょう。ほどほどで十分です。
(私は歯間ブラシでたまにしています)
足爪垢専門の取り器具もあるらしいです。
また、隙間だけではなくて、甘皮のあたりにもゴミが溜まりやすいそうで、ブラシで擦るのも効果的です。
爪切りもですが、爪のお掃除も、できたらお風呂上りの爪が柔らかくなっている時がオススメです。
手指にハンドクリームを塗る方は多いと思いますが、ぜひ、爪も一緒に保湿してあげましょう。
特に爪の根元を保湿してあげましょう。意外と爪も乾燥しがちです。
葉月の保湿クリームでは、こちらがオススメです。
健康でキレイな爪を目指しましょう!
【この記事を読んだ方にオススメな記事】
【洗剤で手が荒れる...洗剤負けする主婦が知っておきたい手荒れを防ぐ方法3選】